初恋ディジー
「で?まだ質問の答え聞いてない」
高木くんは首を傾げながら、壁にもたれ掛かる。
「それは……」
誰に対しても優しいところ。
気遣いが出来て誰からも好かれているところ。
爽やかな笑顔ももちろんのこと、怒った顔も何気にカッコイイと思った。
――それから。
実はちょっと意地悪で、意外と笑い上戸なところなど考え出したら本当にキリがない。
私……、
こんなにも榛名くんのことを好きだったんだ。
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