初恋ディジー

廊下へ出ると、教室からは見えなかったグラウンドが見える。


サッカー部や野球部、そして陸上部などがそこで声を張り上げて活動をしていた。


「……元気だなぁ」

と呟きながら、私はパタパタと小走りで階段を駆け下りる。




「失礼します」


職員室のドアを開けた時、クラス担任の遠藤先生が私の声に気付いて顔をあげた。


「日誌お願いします」


そう言って持っていた日誌を渡すと。
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