愛情狂現-2人の日常-



なんだ、私への愛はその程度か・・・とか思ったわけじゃない。


「さて、」


その間に私は長谷川君をさがして忠告に行かなくては。



ケーキの材料を調達しつつスーパー内をぶらぶらしていると、


「ご試食いかがですかー」


というお馴染の誘い文句が聞こえてきた。


そのままふらーっと吸い寄せられていくと、


「あ」


声の主は私の求めていた相手、長谷川君だった。



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