愛情狂現-2人の日常-
「はっせがわくん!」
「あれ、春ちゃ・・・」
「今すぐバックヤードに戻って。秋が来てるから、ホントに今日は表舞台に立たないで」
「あー、アイツも来てるんだ。でもなんで危険なの?」
あの人包丁とか常備してるから。
「なんか長谷川君のこと敵視してるみたいだからさ。ね、さぁバックへゴー」
「えー、でもバイト中だし・・・・・・」
「それは百も承知でお願いしてるの!本当に危ないか―――」
その瞬間、冷たい汗が背筋を流れた。