愛情狂現-2人の日常-
それ以外にもいくつか理由はあるが、主な原因はやはりそこだろう。
整った秋の横顔を見つめて、溜息を零す。
一応プレゼントは用意したが、今年は大丈夫かな・・・・・・
そんな私の様子に気付いたのか、秋が心配そうに私を見上げる。
「どうしたの?具合悪い?」
「ううん。なんでもな―――」
言い終わらないうちに秋は勢いよく跳ね起き、突然私をソファーに押し倒した。
・・・・・・何なんだろうこの状況。
はたから見れば、目を背けなくてはならないような場面だが、秋の顔は真剣そのものだ。