愛情狂現-2人の日常-
秋は私のおでこと自分のおでこをくっつけ、うーんと唸る。
「熱はないみたいだけど・・・大丈夫?」
心底心配だと目が語っている。
そこまで心配させるような行動を取った覚えがない。
頭を巡らせたが、やはり私の脳細胞は宛てにならないらしい。
「大丈夫だよ、私なんかおかしかった?」
「だって春・・・・・・」
秋は体を起こし、少し唇を突き出して不満そうに言った。
「溜息ついたじゃん。なにか憂鬱なことでもあるの?」