心はいつも、貴方とともに
部屋に入ると、椅子に座らされたアリソンが待っていた。
ランバートは窓の外を眺めている。
アミリアが入ってきたのに気付くと、振り返りもせずに言った。
「急な報せだったのに、大勢が詰めかけてる。
暇人だな。」
ごほん、とダニエルが咳をする。
しかしランバートは構う様子もなかった。
「アリソン…。」
「大嫌いよ、お姉様なんか。」
ぴくり、とランバートの眉が動いた。
それに気づかないアリソンはいつものようにアミリアを罵り始める。
「また、私ばかりが損をするんだわ。
お姉様ばかり、日のあたるところで暮らして。
私はいつも、嫌な役回りばかり。」
「黙れ、アリソン。」
憧れている兄の言葉に、アリソンは顔を強張らせた。
「お兄様…。」
「お兄様、それは…。」
アミリアが抗議するが、ランバートはアリソンを見ようともしなかった。
「ほら、お兄様もお姉様を贔屓する。」
「黙れ。
まったく、お前は可愛げがない。
これ以上アミリアを愚弄するなら、俺がお前の喉を掻ききってやる。」
「お兄様!」
ダニエルは驚いて硬直している。
ランバートは窓の外を眺めている。
アミリアが入ってきたのに気付くと、振り返りもせずに言った。
「急な報せだったのに、大勢が詰めかけてる。
暇人だな。」
ごほん、とダニエルが咳をする。
しかしランバートは構う様子もなかった。
「アリソン…。」
「大嫌いよ、お姉様なんか。」
ぴくり、とランバートの眉が動いた。
それに気づかないアリソンはいつものようにアミリアを罵り始める。
「また、私ばかりが損をするんだわ。
お姉様ばかり、日のあたるところで暮らして。
私はいつも、嫌な役回りばかり。」
「黙れ、アリソン。」
憧れている兄の言葉に、アリソンは顔を強張らせた。
「お兄様…。」
「お兄様、それは…。」
アミリアが抗議するが、ランバートはアリソンを見ようともしなかった。
「ほら、お兄様もお姉様を贔屓する。」
「黙れ。
まったく、お前は可愛げがない。
これ以上アミリアを愚弄するなら、俺がお前の喉を掻ききってやる。」
「お兄様!」
ダニエルは驚いて硬直している。