心はいつも、貴方とともに

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いつまでもアリソンの死を嘆いているわけにもいかず、アミリアは1日ひきこもっただけで外に出た。



廊下ですれ違うたび、使用人たちは感謝の言葉を述べていく。



その安心しきった顔を見るたびに、何も改善されたわけではないのよと言ってやりたくなる。



事情を知っている使用人は、マリアとダニエルだけなのだ。



でも、アリソン一人の犠牲でこれだけ多くの人が救われた気持ちになっているのなら、それはそれでいいことなのかもしれないと思えた。



しかし、そんなアミリアに悪い報せが飛び込んできた。



ランバートに執務室に呼び出されたアミリアは、恐怖で顔を強張らせた。



「戦争…?」



向かいに腰を下ろしているランバートは恐ろしく無表情だ。



「あぁ。」


「セドリック王子が?」


「あぁ。」


「私がプロポーズを断ったりしたから?」



返事はなかった。



私はなんてことをしてしまったんだろう。



あのとき、はいと答えてさえいれば、こんなことにはなかなかったはずなのに。



「自分を責めるなよ。
…って、言っても無駄だろうがな。」



ランバートはアミリアの顔をみてため息をついた。



「ミア、お前はいらんことは考えるな。
な?」



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