心はいつも、貴方とともに
「よかった…。」
ジークはへなへなと膝に手をついてしまった。
アミリアは驚くしかない。
「申し訳ありません。
私が気づくのが遅かったばかりに…。」
そんなことはないと思う。
閉ざされた扉の向こうのことに気が付いたのだから、ジークはよっぽど聡いはずだ。
「今度からは、一緒に中に入らせていただきます。」
ジークは自分に言い聞かせるようにきっぱりと言い、アミリアの手を引いた。
「お怪我はありませんか?」
腰を抜かしていた先生に声をかけ、無事を確認すると、ジークはさっさと部屋を出た。
「もう、部屋に戻りましょう。
今日は外に出ないほうがいい。」
アミリアはジークに手を引かれるまま、歩く。
何も考えることが出来なかった。
本当だったのね。
本当に、私は狙われているんだわ。
あの時、ジークが来てくれなかったら、自分はきっと…。
その先を考えると、頭が真っ白になった。
ジークが手を引いてくれていなかったら、アミリアはその場に崩れていただろう。
ジークはへなへなと膝に手をついてしまった。
アミリアは驚くしかない。
「申し訳ありません。
私が気づくのが遅かったばかりに…。」
そんなことはないと思う。
閉ざされた扉の向こうのことに気が付いたのだから、ジークはよっぽど聡いはずだ。
「今度からは、一緒に中に入らせていただきます。」
ジークは自分に言い聞かせるようにきっぱりと言い、アミリアの手を引いた。
「お怪我はありませんか?」
腰を抜かしていた先生に声をかけ、無事を確認すると、ジークはさっさと部屋を出た。
「もう、部屋に戻りましょう。
今日は外に出ないほうがいい。」
アミリアはジークに手を引かれるまま、歩く。
何も考えることが出来なかった。
本当だったのね。
本当に、私は狙われているんだわ。
あの時、ジークが来てくれなかったら、自分はきっと…。
その先を考えると、頭が真っ白になった。
ジークが手を引いてくれていなかったら、アミリアはその場に崩れていただろう。