心はいつも、貴方とともに
「長期にわたり、お傍を離れてしまって申し訳ありません。」
「そんな、お仕事ですから…。」
「今の自分の任務は、姫を護衛することです。」
「でも、訓練は欠かせないでしょう?
私は今、こうして来て頂けて本当にうれしいんですよ。」
お願いですから、顔を上げてください。と頼むと、やっとジークは顔を上げる。
申し訳なさげに、目は伏せたままだ。
どうしたものか。
この人は責任感が強すぎていけない。
気疲れが激しかろうと、アミリアはいつも気をもんでいた。
「散歩、付き合っていただけますか。」
そっとと声をかけると、ジークはやんわりとほほ笑んだ。
「はい。」
あぁ、やっと笑ってくれた。
アミリアはほっとして、立ち上がった。
さり気なく、ジークはその手をとる。
アミリアも自然に手を預けた。
「…農村では飢饉が起こっていると聞きました。
本当ですか?」
おずおずと尋ねると、ジークは険しい顔になった。
「はい、残念ながら、死者も出てしまったとか。」
「そうですか…。」
今のところ、アミリアは思う存分食事ができている。
「そんな、お仕事ですから…。」
「今の自分の任務は、姫を護衛することです。」
「でも、訓練は欠かせないでしょう?
私は今、こうして来て頂けて本当にうれしいんですよ。」
お願いですから、顔を上げてください。と頼むと、やっとジークは顔を上げる。
申し訳なさげに、目は伏せたままだ。
どうしたものか。
この人は責任感が強すぎていけない。
気疲れが激しかろうと、アミリアはいつも気をもんでいた。
「散歩、付き合っていただけますか。」
そっとと声をかけると、ジークはやんわりとほほ笑んだ。
「はい。」
あぁ、やっと笑ってくれた。
アミリアはほっとして、立ち上がった。
さり気なく、ジークはその手をとる。
アミリアも自然に手を預けた。
「…農村では飢饉が起こっていると聞きました。
本当ですか?」
おずおずと尋ねると、ジークは険しい顔になった。
「はい、残念ながら、死者も出てしまったとか。」
「そうですか…。」
今のところ、アミリアは思う存分食事ができている。