そのタグを外すのは誰だ!?
「いつもいつも男が寄ってくるのを待ってるだけじゃダメだよ。たまには自分で動いて勝ち取ってごらん。それぐらいの勢いがないと処女は捨てれないよ。それともまだ妖精さんと会話してたいのかな?」
今度はトマトが落ちた。なぜみさはこうもサンドイッチを食べるのが下手なのだろうか。
「これでも心配してるんだけどなぁ。なんやかんやで結構悩んでるっぽかったしー」
「わかってるよぉ。ありがとう。でも、そう思ってくれてるなら、みんなの動きを止めて私を応援してよぉ。今だってゆっこの魔の手が千尋くんに伸びてるかもしれないのにぃ」
とうとう私は弱音を吐いてしまった。フォークにさしてあったはずのパスタはすでに崩れてしまっている。
「私はいつだって平等さ~、ゆっこ達が頑張ってるのに水を差せないねぇ。それに、努力して勝ち取ったものの方がきっと大事にできると思うよ?」
みさはにやりと笑って手の中のサンドイッチを見つめた。
「そうかもしれないけど……」
「でしょ? 頑張ってごらんよ。ちなみに次は私が動くよ。今までは様子見してだけだし」
そう言うとみさは、サンドイッチをガブリと一口で口に入れた。
みさの口に放りこまれたサンドイッチは、これからパクリと食べられてしまう千尋くんのように見えてしまい、私は改めて身を引き締めなくてはならないと決意した。
今度はトマトが落ちた。なぜみさはこうもサンドイッチを食べるのが下手なのだろうか。
「これでも心配してるんだけどなぁ。なんやかんやで結構悩んでるっぽかったしー」
「わかってるよぉ。ありがとう。でも、そう思ってくれてるなら、みんなの動きを止めて私を応援してよぉ。今だってゆっこの魔の手が千尋くんに伸びてるかもしれないのにぃ」
とうとう私は弱音を吐いてしまった。フォークにさしてあったはずのパスタはすでに崩れてしまっている。
「私はいつだって平等さ~、ゆっこ達が頑張ってるのに水を差せないねぇ。それに、努力して勝ち取ったものの方がきっと大事にできると思うよ?」
みさはにやりと笑って手の中のサンドイッチを見つめた。
「そうかもしれないけど……」
「でしょ? 頑張ってごらんよ。ちなみに次は私が動くよ。今までは様子見してだけだし」
そう言うとみさは、サンドイッチをガブリと一口で口に入れた。
みさの口に放りこまれたサンドイッチは、これからパクリと食べられてしまう千尋くんのように見えてしまい、私は改めて身を引き締めなくてはならないと決意した。