そのタグを外すのは誰だ!?
「講堂で巨大迷路してるからやろうよ」
英志くんが、嬉しそうに言うと、備瀬くんが苦い顔して「苦手なんだよなぁ」と頭を掻いた。
「んじゃ、時間差で入ろうぜ」
千尋くんが、腕時計を見ながら五分間隔ぐらいでいいかなと時間を確かめている。
「入る順番はどうする?」
あゆこが聞くと、みさがさっきの喫茶店で持ってきたと思われる割り箸をみんなの前に突き出した。
「はい。この割り箸の下に番号が順に書いてあるからそれ通りに入ろう」
「お、準備がいいねぇ。んじゃ、さっそく」
そう言ってあゆこが引いた。「5だ」割り箸の下に小さく5と記されているのをみんなが見ると、我も我もとみさの手元から割り箸を抜き始めた。
一番最初にスタートするのは、みさだった。「じゃあねぇ」と手を振り中に入ると、すぐ角を曲がり見えなくなった。
五分経ってから、自分もスタートするとすぐに迷い始めてしまった。
英志くんが、嬉しそうに言うと、備瀬くんが苦い顔して「苦手なんだよなぁ」と頭を掻いた。
「んじゃ、時間差で入ろうぜ」
千尋くんが、腕時計を見ながら五分間隔ぐらいでいいかなと時間を確かめている。
「入る順番はどうする?」
あゆこが聞くと、みさがさっきの喫茶店で持ってきたと思われる割り箸をみんなの前に突き出した。
「はい。この割り箸の下に番号が順に書いてあるからそれ通りに入ろう」
「お、準備がいいねぇ。んじゃ、さっそく」
そう言ってあゆこが引いた。「5だ」割り箸の下に小さく5と記されているのをみんなが見ると、我も我もとみさの手元から割り箸を抜き始めた。
一番最初にスタートするのは、みさだった。「じゃあねぇ」と手を振り中に入ると、すぐ角を曲がり見えなくなった。
五分経ってから、自分もスタートするとすぐに迷い始めてしまった。