地味少女の彼氏はイケメンハーフ!?
「俺の場合、目と髪がこんなんだから綺麗に見えるだけだよ
錯覚だ錯覚」
「そうかな……?」
「俺は莉緒が綺麗だと思うけど?」
「えっ!?
渚くん、何言ってんの?
そんなお世辞で返さなくても…っ
自分がどんな顔かわかってるよ」
「…………鈍感」
渚くんが何かボソッと言った
「何か言った?」
「ううん、何も
それより、もうすぐ時間くる」
「あ、そうだね
1時間目は……数学数学…」
準備していると、先生が来て授業が始まった
それにしても、なんで私を選んだのかな…?
一番興味なさそうにしてたからかな?
外見てたし
でも、外を見ながらずっと、渚くんのことを考えてた……
昨日から私……なんだか変
渚くんのこと考えると、心臓があり得ないくらい速くなる
もしかして……
好き………に、なったの…かな
チラッと隣を見ると、真面目に授業を聞いている
イケメンっていう言葉では収まらないぐらい綺麗と思う……