地味少女の彼氏はイケメンハーフ!?
「ご、ごめんなさい……」
「ちょっ、莉緒っ!」
安心して、腰が抜けてその場に座り込んでしまった
「大丈夫か!?」
「だ、大丈夫大丈夫…っ
安心したら、腰抜けちゃった…
情けないね」
少し笑いながら言うと、渚くんは私と目線を合わすように腰を下ろした
目が合うと、私の頬に手が伸びてきた
「本当に……大丈夫か?」
「うん、大丈夫」
渚くんの手に自分の手を重ねて、安心させたくて笑顔で言った
少しの間だけ、お互い座り込んでいた
「そろそろ帰るか
莉緒立てる?」
「うん」
いつもは手を繋いで帰るけど、今日は渚くんの腕が私の腰に回って、密着して帰った
最初は恥ずかしかったけど、渚くんの体温が心地よかった
「これからは1人で帰るなよ
本物のストーカーが出るかもしれかねぇから」
「うん、わかった」
それから、あまり会話をせず家に帰った