地味少女の彼氏はイケメンハーフ!?
イケメンで秀才とか反則だ
学園祭からもう1ヶ月が経った
今は皆、定期テストに向けて勉強中
私もその中の1人だ
でも……
約一名、余裕な人間がいる
それは…
「なー、莉緒ー
いつもより学校早く終わるんだから、どっか遊びに行こー?」
私の席の前の人……
渚くんのことだ
「行かないよ
テスト勉強しなきゃならないと」
「別に莉緒なら勉強しなくても、赤点はとらないからいいじゃーん」
「駄目」
最近席替えをして、私の前の席になった渚くん
いつも後ろを向いて、私に話し掛けてくる
前を向くように渚くんを促すが、私に構ってくれる渚くんに嬉しくなる自分がいる
「じゃあさ、今日莉緒んち行っていい?」
「……は?」
じゃあの意味がわからない
なんで私の家?
「莉緒んちで一緒に勉強しよ?
それならいいじゃん」
こうして、ほとんど無理やりに私の家で勉強をすることになった