地味少女の彼氏はイケメンハーフ!?




そして昼休み



「渚く〜ん、ご飯一緒に食べよう?」
「ずるーい
あたしも一緒に食べたいー」



渚くんの机の周りには、一気に人だかりができた


私はいつも違うクラスにいる親友の奈々と一緒に食べている


これからしばらく、私の教室じゃ無理っぽいな…

奈々のクラスに行こっと


席を立とうとすると、突然手を掴まれた

渚くんによって……



「ごめん、俺柏原さんと一緒に食べるから」

「えっ!?」



渚くんがそう言った瞬間、女子の鋭い視線が刺さった


いやいや、聞いてない聞いてない

私そんなこと知りません



「なんで柏原さんなのー?
こんなブスと食べても何も面白くないよぉ」



はっきり言うな、おい

まぁ確かにブスですけど

その上、メガネですけど何か?




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