地味少女の彼氏はイケメンハーフ!?




「弱点ならあるじゃん」

「えっ!?」



真耶ちゃんがニヤニヤしながら言った


なんで真耶ちゃんが知ってるんだろうと思いながら、なになに?と詰め寄った



「それは………莉緒ちゃん!!」

「うん……何?」

「いやいや、名前を呼んだんじゃなくて」

「え?」

「だから!
風間渚の弱点は莉緒ちゃんなの!」

「は………?」



弱点は…………私?


意味分かんないんだけど…



「おいチビ
莉緒にそんなこと言ってもわからねぇよ」

「そうみたいだね…
顔見たらわかるよ」



今の私がどんな顔をしているかと言うと…

口を開けて、ポカーンとしている

周りから見ると、きっとアホ面だろう



「莉緒ちゃん、さっきあたしが言ったことは……気にしないで」

「そうだそうだ
番数もわかったし、教室戻るぞ」

「う、うん……そうだね」



考えることを止めて、教室に戻った




< 119 / 320 >

この作品をシェア

pagetop