地味少女の彼氏はイケメンハーフ!?
「んーよいしょ!」
はぁ……疲れた…
結構重かった…
早く戻んないと、授業始まる…っ
………でも、渚くんとはまだ話せないしなぁ
「はぁ〜……戻りたくないな…」
「何処に戻りたくないの?」
「ぅえっ!?
は、浜崎先生!?」
後ろには、いつの間にか浜崎先生がいた
「な、なんでここに…!?」
「だって俺数学教師だから」
そういえば、ここって数学教師のための準備室だったような…
「それより、何かあった?
さっき戻りたくないって言ってたけど…」
「あ、いや……その…」
言わない方がいいよね…?
渚くん、浜崎先生のこと嫌いみたいだし
喧嘩してる間でも、渚くんのことを考えている自分は、相当好きなんだなって思った
すると、頭にポンと手が置かれた
「言いたくないなら別にいいよ
無理して聞くつもりはないから」
そう言ってくれる先生に、私は申し訳ない気持ちと嬉しい気持ちでお礼を言った