地味少女の彼氏はイケメンハーフ!?




「彼女とはよく喧嘩するんですか?」

「うん、よくするよー
ほら、俺ってモテるから」

「………」

「いや、そこは突っ込むとこでしょ」

「え……すいません
心底軽蔑していました」

「うん、これからはそういう事思っても、言わないようにしようね
相手も結構傷つくから」



先生は少し辛そうな顔をしていた



「てか、俺にだけあたり強くない?」

「体育祭での恨みですよ」

「そういうわけですか…」



先生は少し落ち込んでいると、それを励ますかのように、チャイムが鳴った


そのチャイムはいつもより明るく聞こえた気がした



「それじゃ、俺行くから
ここでゆっくり考えてな」

「はぁ〜……そうします」

「そんな悩むなよ
自分が謝った方がいいと思うなら、謝ればいい」

「で、でも……」



もし……

もう嫌われてたら…



「大丈夫!
1回喧嘩したぐらいで、嫌いになったりしねぇよ
じゃ、ゆっくり休んでろ」



先生は優しく笑って、部屋を後にした




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