地味少女の彼氏はイケメンハーフ!?




「おい、なにまた触ってんだよ」



再び渚くんが先生の手を払った


言ったら駄目なのかな…?

でも、言わないと渚くん勘違いすると思うし…



「じゃ、もう帰るぞ
ここにいたら何されるかわからねぇしな」



考えてるうちに、渚くんは私の腰に手を回して引き寄せた



「世話んなったな、行くぞ莉緒」

「う、うん…っ」



渚くんに促されて、準備室を出た


私は出る直前で、先生の方を向いて、ありがどうございましたっ、と言うと、先生は笑顔で手を振ってくれた



「な、渚くん……っ」

「ん、何?」

「あの……そろそろ手を…////」



腰に手が回ってるのは、やっぱり恥ずかしい……////



「なんで?
もう皆帰って誰もいねぇじゃん」

「いや……そういう問題じゃなくて…っ」

「浜崎の野郎のとこ行った罰だ」



そう言った渚くんの顔は、少し不機嫌だった




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