地味少女の彼氏はイケメンハーフ!?




いや、私が自ら進んで行った訳じゃ無いし…


そう言おうとしたが、渚くんの体温がやっぱり心地いいから、そのまま黙って教室まで行った



教室には、私と渚くんの鞄しかなかった

勿論、教室の中に居るのは、私達2人だけ


なんだか変な感じ……

教室で2人きりなんて…


そんなことを思いながら、帰る準備をした



「じゃ、帰るか」

「うん!」



私は渚くんの横に並んだ



「莉緒」

「ん?」


チュッ・・・



渚くんを見上げた瞬間、ほんの一瞬だけ唇が重なった



「ふっ、莉緒顔真っ赤」

「だ、誰のおかげだと…っ////」

「さぁ、誰だろうな」

「もー……////
早く帰ろっ!!」



渚くんはクスッと笑いながらはいはい、と言って私の手を取って、歩き始めた




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