地味少女の彼氏はイケメンハーフ!?
パーティーの方は大体決まった
問題は………プレゼントだ
おそらく、莉緒は欲しいものとか聞いても、特に無いとか言いそうなタイプだ
現に、俺に何かを買ってくれと、甘えたことは一度もない
あー……どうすっかなぁ…
うーん……
実用品がいいかな?
って、例えば何がある?
筆箱とか?
なんか違うなぁ…
万年筆?
今時使わねぇか…
んー………
俺は授業中、ずっと考えていた
そして放課後
「渚くん、今日どうしたの?」
「え?」
帰り道で莉緒が心配そうに聞いてきた
「なんか、昼からずっと授業中も上の空だよ」
「そ、そうか?」
俺、そんな考え込んでたのか…?
「別に心配する程のことじゃねぇよ
ただ考え事してただけだから」
俺はそう言いながら、莉緒の頭にポンポンと撫でた