地味少女の彼氏はイケメンハーフ!?




パーティーの方は大体決まった


問題は………プレゼントだ

おそらく、莉緒は欲しいものとか聞いても、特に無いとか言いそうなタイプだ

現に、俺に何かを買ってくれと、甘えたことは一度もない


あー……どうすっかなぁ…

うーん……


実用品がいいかな?

って、例えば何がある?

筆箱とか?

なんか違うなぁ…

万年筆?

今時使わねぇか…


んー………


俺は授業中、ずっと考えていた



そして放課後



「渚くん、今日どうしたの?」

「え?」



帰り道で莉緒が心配そうに聞いてきた



「なんか、昼からずっと授業中も上の空だよ」

「そ、そうか?」



俺、そんな考え込んでたのか…?



「別に心配する程のことじゃねぇよ
ただ考え事してただけだから」



俺はそう言いながら、莉緒の頭にポンポンと撫でた




< 139 / 320 >

この作品をシェア

pagetop