地味少女の彼氏はイケメンハーフ!?
肩で息してる莉緒の目には、涙が溜まっていた
その表情にまた胸が高鳴る
「莉緒、俺以外の奴にそんな顔すんなよ」
「そんな顔……?
えっ、私今そんなブサイク!?」
そうだった……
莉緒は史上最強の鈍感だったんだ
俺は思わずため息をついた
「えっ、なんでため息つくの!?」
莉緒1人テンパっていた
その姿に思わず、笑ってしまった
「あ、今日家行っていい?」
「うーん……
渚くんちは駄目?」
「え、俺んく?」
「うん、今まで行ったことないし」
「別にいいけど……」
「やった!」
莉緒は飛び跳ねる勢いで喜んでいた
俺………我慢できるかな…?
家に帰るまで、頭の中はそれでいっぱいだった