地味少女の彼氏はイケメンハーフ!?
「お、おじゃまします…」
ふっ……
自分から行きたいって言っておきながら、めちゃめちゃ緊張してるし
「そんな緊張すんなよ
別に親いねぇし」
「えっ!?
そうなの!?」
「あぁ
まぁその代わりに……」
ドドドドッと足音が聞こえてきた
「えっ、何の音……
「「「おかえりー!!」」」
ガキ達が同時に俺に抱きついてきた
見事俺の鳩尾にヒット
「うっ……
だから、もっと勢いをおとせって言ってるだろ」
「だって、兄ちゃんと早く遊びたいから!」
「はいはい、わかったわかった」
視線をガキ達から莉緒の方に向けると、呆然とこっちを見ていた
「俺の双子の弟の湊(ミナト)と海(ウミ)
で、そのまた下の妹の李久(リク)
ほら、挨拶は?」
「「「こんにちはー」」」
「こ、こんにちは……」
莉緒は未だに、鳩が豆鉄砲を食ったような顔をして、俺とガキ達を見比べている