地味少女の彼氏はイケメンハーフ!?
「あー、楽しかった!」
「本当、ゲームしすぎだろ」
「あはは、ごめんごめん
私、ゲームとかしたの初めてだから、つい夢中になって…」
あれから更に1時間ゲームをして、今莉緒を送っている途中
ったく、理性保つどころか、構ってすらくれなかったしな…
彼氏の家来て、キス1つしないとか有るのかよ…
俺は思わずため息をついた
「どうしたの、渚くん」
何も考えてない顔で話し掛けてくる莉緒
ちょっと腹立つが、やっぱり可愛いと思い、何も言えない
そんな上目遣いで見られたら、誰だって何も言えねぇよ!
「何でもねぇよ
それより、ゲーム初めてってマジ?」
「うん、そうだよ」
「兄妹は?」
「兄が2人いるけど、年離れてるから、遊んだことないよ」
「そっか」
「だから、湊くんと海くんと李久ちゃんと遊んで楽しかった!」
「ならよかった」
「本当にいいよね……兄妹って」
そう呟いた莉緒の顔はどこか切なげだった