地味少女の彼氏はイケメンハーフ!?
「またいつでも来いよ、李久も喜ぶし」
俺にはそうとしか言えなかった
その切なげな莉緒に……
あっという間家の前まで着いた
「わざわざありがとう!
また明日!」
「あぁ、また明日」
俺は莉緒の頬に手を添えてキスをした
離れがたいけど、そんなこと思ったところでどうしようもない
背を向けて帰ろうとした
すると、突然莉緒に抱き締められた
「り、莉緒?」
「………」
呼び掛けても返事が無い
どうしたんだ急に…
まぁすっごく嬉しいけど
「大丈夫か?」
「………うん、今日は本当ありがとう」
おそらく5分ぐらいお互い黙って抱き合っていた
「それじゃ、今度こそ本当にバイバイ」
「あぁ、またな」
名残惜しく感じながらも、家の方に足を向けた