地味少女の彼氏はイケメンハーフ!?
「李久、ありがとな」
「うん!
あたまなでてなでてー」
俺は髪の毛がぐしゃぐしゃになるまで、頭を撫でてやった
それにしても、じゅーの正体はわからねぇから、本しか手掛かりがねぇのか…
うーん………
どうしたものか…
再び母さんの雑誌をペラペラ捲りながら、考えていた
すると、あるものが目に留まった
おっ!
これいいじゃん!
これなら莉緒にピッタリだ!
よし、これに決定!
早速、この土曜日に買いに行くか!
俺は店の名前と場所をメモし、莉緒の喜ぶ顔を想像していた
「兄ちゃん、なにニヤニヤしてんの?」
「気持ち悪ぃ…」
湊と海がそう言ってきたが、今の俺には何も聞こえなかった
ただただ妄想していた