地味少女の彼氏はイケメンハーフ!?
「俺等先に帰るか
李久がこの調子なら、このまま買い出しは無理だろうし」
「うん、そうしよう
俺も李久のこと心配だし」
「俺も」
俺の提案に海と湊も納得した
それじゃ、香山に電話しとくか
多分周り煩いからなかなか出ないだろうな、と思いながら電話をすると、思いの外すぐに出た
「出るの早っ!」
『マナーモードだったから
で、どうかしたのか?』
「悪いんだけど、俺李久達連れて先帰るわ」
『何かあったのか?』
「んー、ちょっと李久がな……」
『そうか、わかった
他の奴には俺から言っとく』
「悪ぃな
じゃ、またな」
『おぉ』
「よし、連絡もしたし帰るぞ」
「「はーい」」
海と湊の返事と同時に、俺の腕の中で頷いた
俺は海の手をしっかり握り、反対の手で李久を抱えて家に帰った