地味少女の彼氏はイケメンハーフ!?
「李久、父さんに電話してみるか?」
そう言った俺の言葉にピクッと体が反応した
やっぱ父さんの事が気になるんだな…
俺は携帯を取り出して、父さんに電話した
『渚か?
どうしたんだ、お前から電話なんて珍しい!
父さんめちゃめちゃ嬉しいぞ!』
「あー、はいはい
俺は特に用があるわけじゃないから」
『ガーン……』
効果音口に出すなよ…
『グスッ……じゃあなんで電話してきたんだよ…』
えっ、泣いてんのかよ!
というツッコミは面倒くさいので無しの方向で
「ちょっと今から李久に代わるから」
それだけ言って、李久に携帯を渡した
李久はなかなか受け取らず、何て言ったらいいの?と目で訴えてきた
「自分の思ってることそのまま言えばいいんだよ」
李久は少し嬉しそうな顔で頷き、携帯を受け取った