地味少女の彼氏はイケメンハーフ!?




なんだか……

今すげぇ莉緒に会いたい…



ピンポーン...



誰か来たのかな?

また宅急便とか何かかな?

母さんがまた通販で服とか鞄とか買ったんだろう



「渚くんー、お客さんよー」



えっ、俺?

香山達か?

いや、それはない

家教えたことないし


とりあえず、玄関に向かった



するとそこには……



「こ、こんにちは……っ」



莉緒がいた



「えっ、ちょっ……なんで?」

「お菓子作ったから、あげようと思って…
はい、これ!」



そう言った莉緒の手元にはケーキを入れる箱があった


俺は無言でそれを受け取り、莉緒の手を掴み自分の部屋に引っ張っていった



「えっ…、な、渚くん!?」



俺は部屋に入った瞬間、莉緒を思い切り抱き締めた


俺……男のくせに、莉緒に守られてばっかりだ

なんで、会いたいと思った瞬間に会いに来てくれるんだろう…




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