地味少女の彼氏はイケメンハーフ!?
人は時には大胆になる
「送ってくれてありがとう!」
「あぁ、戸締まりちゃんとしろよ」
「大丈夫だよ
オートロックだし!」
あぁそういえば、このマンションセキュリティ凄かったな…
「それじゃあな」
一瞬だけ、そっと抱き締めてから莉緒に背を向け歩き出した
が、莉緒によって阻まれた
後ろを向くと、俺の服の裾を掴んでいた
「どうした莉緒」
「あ、あのさ………」
「うん」
「えっと………その…」
莉緒は顔を真っ赤にして、何か言いにくそうにしていた
なにモジモジしてんだろ…?
そんな言いにくいことなのか?
急かしてもしょうがないから、黙って待っていた
「あ………、あのね!」
言う決心がついたのか、急に声が大きくなった