地味少女の彼氏はイケメンハーフ!?
「ごめんな
そんなこと考えてたなんて思わなかった」
俺は頭を撫でながらそのまま続けた
「そりゃ、俺だって男だから、好きな人が傍にいたらヤりたくなるよ
けど、莉緒の嫌がることはしなくなかったんだ
莉緒は大切にしたいから…」
「うん………ありがと」
莉緒は少し泣いている様子だったから、頭を撫でた
「そろそろ家に入るね」
「あぁ」
「バイバイ」
今度は莉緒が先に背を向けた
なんだか今日は莉緒にやられっぱなしと思い、背を向けた莉緒の肩を掴み、耳元に口を持っていき
「今まで我慢してたんだから、誕生日覚悟しとけよ」
と、甘めの声で言ってやった
予想通り、莉緒の顔は真っ赤
俺はそれだけ言って、家に帰っていった
しかしなぁ……
莉緒からあんなことを言ってくれるとは…
やべっ……顔ニヤける…っ
頑張って緩む顔を直しながら、家までの道を歩いた