地味少女の彼氏はイケメンハーフ!?
「ただいまー」
「お帰り
ちゃんと莉緒ちゃん送ってあげた?」
帰るなり莉緒のことを聞いてくる母さん
「当たり前だろ
送るために行ったんだから」
俺はテレビをつけ、ソファにドカッと座った
「莉緒ちゃん、すごくいい子ね
渚には勿体ないわね」
「うっせーよ
てか、あんまり莉緒をいじめんなよ」
「何よ、人聞きの悪い
私は聞きたいこと聞いてただけよ」
「それを程々にしろって言ってんの」
「もー、私にまでヤキモチ?
そんな小さい男だと、嫌われるよ」
全然意味わかってねぇよ、このオバサン
「お兄ちゃん、みてみてー
おねえちゃんのえかいた!」
李久が小走りで、絵を広げながら寄ってきた
相変わらず可愛いなぁ…
俺は李久を膝の上にのせ、抱き締めた