地味少女の彼氏はイケメンハーフ!?
「おい、なに俯いてんだよ
顔上げて人の話聞けよ」
「お、おい風間……っ
もうそろそろいいんじゃね?
真耶も反省してると思うからさ」
「香山、彼女だからって甘やかすな」
「いや、そうじゃなくて……」
「いいから黙ってろ」
「は、はい……」
「だいたい、お前は人のプレゼントに文句言える程偉いのか?」
俺がそう言っても、未だ俯いたまま
あー、本当イラつく
「おい、いい加減に「渚くん」
莉緒に言葉を遮られた
それすらもイラついた俺は、勢いよく振り返った
「なんだ…よ………っ!!」
するとその瞬間、莉緒の手が伸びてきたと思うと、気が付いたら、唇が重なっていた
俺は莉緒の突然な行動に驚き、目を見開いた
えっ、ちょっ……今何が起きてんの?
あれ?
俺さっきまでぶちギレてなかった?