地味少女の彼氏はイケメンハーフ!?
俺はポケットからネックレスを取り出し、莉緒の首につけた
「いいよ」
莉緒は目を開け、自分の首に目を向けた
「よかった
やっぱり似合う」
「………」
莉緒は黙ったまま、ネックレスを見続けてる
え、もしかして、イマイチだったりする?
や、やばいだろこれ
俺格好悪すぎ……
「あのさ……莉緒
気に入らなかったら、捨てていいから」
「捨てるわけないよ!」
勢いよく上げた莉緒の顔には、涙が流れていた
「本当に……ありがとう…
私………こんなに嬉しい誕生日、初めて…」
涙を流しながら、真っ直ぐ俺の方を向いて言う莉緒
俺は無意識のうちに莉緒を抱き寄せて、きつく抱き締めていた
「渚くん……苦しいよ…」
「うるさい
莉緒が可愛いこと言うからだろ」
「なっ…!!」