地味少女の彼氏はイケメンハーフ!?
「莉緒」
「……ん?」
「俺の方こそ、ありがとう」
「え?」
莉緒は意味が分からない、といった感じの表情でいた
「俺さ、アメリカで居たとき、結構モテてたんだ」
「…うん……」
「最初は素直に嬉しかった
好きだって告白されることが…
もちろん、告白されたのが気になってた子だったりしたら、付き合った
けど、誰も俺の内面を見てなかった」
「え………」
「ある日さ、その時付き合ってた女が言ってんの聞こえたんだ
“渚は連れて歩くだけでいい”って…
“周りが羨ましがって、優越感に浸れるから”って…」
「………」
「そしたらさ、誰も俺を必要としてなかったんだって…
俺の外見にしか興味ないのかって思った
だったら俺も、適当に付き合って、遊びまくった…」
「渚くん……」
莉緒は顔を上げ、手が俺の頬に伸びてきた