地味少女の彼氏はイケメンハーフ!?
「じゃ、じゃあなんなの今の子…?」
「なにって言われても、ただの友達」
「あんた、ただの友達とセックスするの?」
「別にいいんじゃね?
向こうがしたいって言うんだから」
「あんたね……っ」
「それに、相手だって俺の外見にしか興味ないんだから」
そう言うと、母さんは目を見開き俺をじっと見てきた
「あんた馬鹿!?
何があったか知らないけど、大体想像つくわ
どうせ付き合った彼女に外見だけで選んだ、みたいなこと聞いたんでしょ」
「だったらなんだよ…っ!」
言い当てられて、思わずムキになる俺
「今あんたがやってることはその外見しか見ない女と同じじゃない!」
「っ!!」
俺は何も言い返せなくなって、黙って俯いた
母さんは俺の傍まで来て
「あんたは今、逃げてるだけなの
それに、そうすることで相手の女よりも、渚自身が傷ついてる」
顔を上げると、母さんは優しく笑っていた