地味少女の彼氏はイケメンハーフ!?
莉緒SIDE




渚くん、もう寝たかな?


試しに頬を突いてみても、反応はない


私はそーっと渚くんの腕の中から抜け出した



「さてと……用意しないと」



私は旅行鞄を取り出し、服を詰めた


よし、こんなもんかな


用意が終わり、一本の電話をしてから、再び渚くんのいる部屋に行った

部屋に入ると、規則正しい寝息が聞こえてくる…


私は傍まで行き、髪の毛を撫でた


寝顔は大体変っていうのに、憎たらしいぐらい綺麗…

本当…人形みたい……




「んっ………り…お……」

「っ////」



渚くんが寝言で微かに、愛しそうに私の名前を呼んだ



「……っ、なぎ…さ……くん…」



私の目には涙が溢れ、頬をつたっていた




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