地味少女の彼氏はイケメンハーフ!?
俺はカルピスとウーロン茶を頼み中へ入っていった
「渚、遅いよ!」
「悪い悪い
売店かなり混んでたからさ」
「それならしょうがないか!」
「お前何様だよ…
もうカルピスやんねぇ」
「じょ、冗談だよ冗談!」
わいわい騒いでいると、周りの奴等はこっちを見てくる
それに気付いた俺達は顔を見合わせて、笑い合った
琴実と居るのは普通に楽しい
話も弾むし、気が利くし
でもやっぱり、無意識のうちに莉緒のことを思い出す時がたまにある
最低だよな、俺……
彼女と居るときに、他の女のこと考えてるなんて…
「あ、始まるよ渚!」
「あぁ」
「寝ないでよ?」
「うん、多分」
曖昧な返事を最後に、映画は始まった