地味少女の彼氏はイケメンハーフ!?
「正直………自分がその当事者にならなきゃわかんねぇな
周りから見ても、心の何処かで他人事だと思うから」
「うーん……そういうものかな」
「ま、人それぞれだと思うけどな
ただ俺はそう思っただけだよ」
その人の悲しみなんて、本人でないと絶対わからない
楽しみは共有できても、悲しみは絶対できない……
と俺は思うから…
それから、すっかり泣き止んだ琴実といろんな店で服を一緒に選んだ
「今日は映画付き合ってくれてありがと!」
琴実の家の前まで送ると、お礼を言う琴実
「別にいいって
俺も服選んでもらったし」
「明日、早速大学で着てきてね」
「明日!?」
「うん!
お昼の時、楽しみにしてる!」
「あー、わかったよ」
「それじゃ、また明日!」
「あぁ、またな」
琴実が家に入るの見てから、俺は家に帰った
いつも通り、莉緒のマンションの前を通って……