地味少女の彼氏はイケメンハーフ!?
「あ、あの……手…っ」
「手?
あぁ、こうの方がいいか?」
渚くんはニヤッとしながら、手を繋ぎ直した
世間でいう、恋人繋ぎというやつに
「違っ……そうじゃなくて////」
「細かいことは気にするな」
「もう……っ////」
私は黙って渚くんの手に引かれていった
く、暗くてよかったぁ…
絶対今顔真っ赤だもん////
「莉緒の家って、どの辺り?」
「えっと……、〇〇町の辺り」
「なんだ、俺も〇〇町だよ」
「そうなんだ!
私は中学校の近くにあるスーパーの裏のマンション
渚くんは?」
「俺は小学校の方
ちょっと距離あるな」
「そうだね」
それから、途切れ途切れになりながら話をして、私のマンションの前まで来た
「わざわざありがとう」
「別にいいよ」
「それじゃ、また明日」
「あぁ」
見えなくなるまで渚くんの背中を見送ってから、家に入った