地味少女の彼氏はイケメンハーフ!?
あれ?
東条って…さっき聞いたような…
「あっ!!」
「ぅわ!
な、何よ急に、大声出して…」
「さっき聞いたんだよ!」
「は?
何が?」
「さっき俺とベンチに座ってた奴居たろ?」
「あーうん、結構格好いい…」
「あいつがさっき、東条家の人の誕生日パーティーに行ったって話してたんだ!」
「本当!?」
「あぁ!」
「それじゃ、家とかもわかるんじゃない!?」
「早速今から呼ぶ!」
俺は携帯を取り出し、電話をかけようとした
「ちょ、ちょっと待って!
今から家に行く気なの!?」
携帯を取り出した腕を掴んできた宮内
「そうだけど?」
「ちょ、順序ってもんがあるでしょ!!」
もうちょっと落ち着いて!と一発喝をいれられた
落ち着かないといけねぇのはわかってる…
けど、やっと居場所がわかるかもしれねぇのに…
じっとなんてしてられねぇ…!