地味少女の彼氏はイケメンハーフ!?
「それじゃあ、どうすればいいんだよ…」
俺は独り言の様に呟いた
「大丈夫
方法が全くない訳じゃないよ
ちゃんと策は考えてあるから」
「本当か!?」
「当然でしょ
あたしは渚くんと違って冷静になって考えれるから」
少し嫌味っぽく言われた
ムカつくけど、何も言い返せない…
「それで、どうやって会うんだ?」
「ちょっとある人に協力してもらうのよ」
宮内は怪しく笑った
こ、怖っ……
それから、その策とやらを聞いて今日はひとまず帰った
もちろん、ちゃんと宮内を送ってから
だいぶ暗くなってたからな
「はぁ〜……」
莉緒………
元気にやってるか…?
そんな家の奴らが全員敵みたいな状態で、莉緒を優しく気に掛ける奴はいるか…?
莉緒は俺に会いたくないかもしれない…
けど、俺は会いたくて堪らない…