地味少女の彼氏はイケメンハーフ!?
自分の気持ち程わからない物はない
渚くんが転校して1週間が経った
「今日は文化祭のクラスの出し物を考えるから
委員長の香山、前に来て仕切ってくれ」
担任はそれだけ言って、香山くんの席に座った
「それじゃ、それぞれ意見を言ってってください」
「俺喫茶店がいい!」
「えー、やっぱお化け屋敷だろ」
皆口々に喋り始めた
「莉緒は何がしたい?」
渚くんが聞いてきた
「私は別になんでも…
裏仕事ならいいから!」
「おいおい……」
「渚くんは?」
「俺は………接客は嫌いだから、それ以外なら何でもいい」
「なんで?
渚くんが接客しなきゃ、誰も店に入って来ないよ」
「そんな大袈裟な…」
「なんで接客嫌なの?」
「女寄って来て鬱陶しい」
ははは………
イケメンだから言える台詞ですよそれ