地味少女の彼氏はイケメンハーフ!?




真剣な顔で蓮の方に視線を向けると、それに気付いた蓮も真面目な顔をこっちに向けた



「莉緒と会わせて欲しいんだ…っ」

「え、うん……会いたいなら会えばいいんじゃない?」



こいつ……絶対意味わかってねぇ



「だから!
向こうはすっげぇ金持ちだろ?
そんな家にただの学生の俺が会いに行っても会わせてくれると思うか?」

「あっ……言われてみれば無理だな」

「そこで、蓮に協力して欲しいんだよ」

「んーいいよ
親父に頼んでみるよ」

「ありがとな蓮」



さっきの真剣な顔と違って、緩みきった顔で笑いながら礼を言った



「ちょっと渚ー
そんな顔したら周りの人が大騒ぎだって」

「は?
何が?
俺ちゃんと礼を言っただけなんだけど」

「はい出ましたー
やっぱ無自覚ですよこの人」

「まぁわかってたことだけどね」



蓮と誠が意味のわからんことを言っていた


追求すんのも面倒だからほっておこ

俺は2人を置いて、莉緒のことを考えていた




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