地味少女の彼氏はイケメンハーフ!?
「着きました」
運転手の人がそう言って、ドアを開けてくれた
「「………でかっ!!」」
俺と宮内の声が重なった
いやいや……
これはでかすぎでしょ?
え、日本にこんな家あったのか?
「それじゃ、インターホン押すぞ」
「「は、はい……」」
思わず敬語で返してしまった俺と宮内
『はい、どちら様ですか?』
「鳳です
莉緒さんと会う約束をしているんですが」
『存じ上げております
今門を開けますので、少々お待ちください』
ガシャンッ、と音がしたかと思うと、ゆっくりと門が開いていく
「………渚くん」
「なに」
「あたし……金持ち甘く見てた」
「ん……俺も…」
「よし、行くぞ!」
いつもと変わらない蓮について行く
この時ほど、蓮を尊敬したことはないだろう…