地味少女の彼氏はイケメンハーフ!?
「だからさ……
代わりに、莉緒ちゃんしてくれる?」
「へ………んんっ!!」
突然、唇を押しつけられた
「んっ……ちょっ…やめ………」
陽介くんの胸を叩きながら、必死で喋ろうとするが、うまく喋れない
もういい加減に、息が苦しい…
そう思った時、やっと唇を離してくれた
「メガネ邪魔」
「あっ……ちょっと!!」
陽介くんにメガネを取られ、一気に視界がぼやけて見えた
逃げたい気持ちはいっぱいなんだけど、メガネがないと多分道わからない
それになんだか………
陽介くん……寂しそうにしてる気がするから…
放っておけない……
メガネを取られてしばらくの間、焦点の合わない私と陽介くんは見つめ合っていた
すると、私の頬に添えられている手をゆっくりと動かし、頬を撫でてきた
その手つきがあまりにも優しかったから、拒むことができなかった