地味少女の彼氏はイケメンハーフ!?
「あの………陽介…くん……?」
「ん……何?」
「えっと………そろそろ帰っていいですか?」
「んー……じゃあ一緒に帰ろうか」
「えっ?」
一緒に……帰る?
私と陽介くんが?
今まで、必要最低限しか話したことないのに…
急になんで……?
そう思っていると、メガネをかけてくれた
「それじゃ、玄関で待ってるから
鞄持って来て」
「あ……は、はい」
それだけ言って、陽介くんは部屋を出ていった
えっ……やっぱり一緒に帰るのかな…?
…………きっと、間違いだよね!
あれだよあれ!
ただ私をからかってるんだよ!
私、東条の人達には嫌われているから…
よし!
とりあえず帰ろう!
少し、あの陽介くんの寂しそうな顔が気になるけど…
まぁいっか!
メガネは返ってきたし!
私は気持ちを切り替えて、自分の教室へ戻り、鞄を用意して玄関まで向かった