地味少女の彼氏はイケメンハーフ!?
生きる意味と決意
「はぁ〜……」
おじいさんの話を聞き終わり、時間が遅いから強制的に自分の部屋に行かされた
本当に私が……東条の跡取り…?
そんなこと………できる訳がない
第一に、私は東条じゃない…
そんな考えばかりが頭の中をぐるぐる回っている
あーっ!!
考えたって仕方ない!
もう寝ようっ!!
私は服もそのままベッドに寝転がった
けど目を瞑ると、渚くんの顔が浮かんでくる
『莉緒っ!』
『その顔反則だって言っただろ』
『莉緒………』
『好き』
渚くんの声が……頭の中で木霊する…
思い出す度に泣きそうになる……
「渚くん………っ」
まだ時間は少ししか過ぎてないのに、もう会いたくなってる…
この先………
私、大丈夫かな……っ
この日は声を押し殺して、泣き続けた