地味少女の彼氏はイケメンハーフ!?
「莉緒ちゃん、ちょっといい?」
「大丈夫ですよ
とりあえず、座ってください」
私は部屋の椅子に座るように促した
すると、突然後ろから抱き締められた
「よ、陽介くん!?
どうしたんですか…っ!?」
突然の陽介くんの行動に驚き、後ろを振り向くと、私の肩に顔を埋めていた
「ずっと……会いたかった…」
「え……」
今にも消えそうな声で呟く陽介くん
4年ぶりに話した陽介くんは、前より寂しそうだった
「………心許せる友達は、できていないんですか?」
私が尋ねると、私を抱き締めたまま小さく頷いた
「そうですか……
じゃあおじいさんが言ってた噂って…」
「多分………女関係だよ…」
私が予想していた通りだった…
「本気で……好きな人は…いないんですか?」
「…………いる…かな」
かなって……、曖昧だな………